職業柄になりますが、様々な相続の案件にかかわりをさせて頂いてきています。

円滑に相続が行かれるケース、全くご連絡とったことが無い方がいらっしゃるケース、

はたまた相続が争族になってしまわれてしまっておられるケース。ほんとに様々です。

そのケースケースに応じて、色々な専門職先生や専門会社の方々とその時々チームを組ませて

頂いてきていますが、最終的に落ち着かれるところまでいかれた際の本人様らのほっとされた

顔や笑顔は職業冥利に尽きる所があります。

『愛情』の反対の言葉はご存知ですか。思わずご質問する時があります。

個人的にも最初は、「憎しみ」と思っていましたが、なんと「無関心」であるそうです。

一時、障がい者の方々の支援の仕事に関わりさせて頂いたことが多い時期がありましたが、

この言葉の意味（マザーテレサの言葉だそうです）が良くわかるシーンが多々ありました。

凄く腹が立っている、誰かが許せない。そんな争族になっておられるケースがありますが、

そんな際に先ほどの言葉をお伝えさせて頂くと、皆様全員ではありませんが、あーなるほど。。

と一気にフラストレーションがトーンダウンされるケースも良くあります。

また亡くなられた方は、草葉の陰から亡くなっても５０年或いは１５０年はずっと見守って

おられるよ。どうしたらその方々が安心満足されるのかな。

これはそのような職業の方（住職さん、神職様、牧師様ら）から時々に表現方法は違えど

良くお伺いする話ですが、法的に根拠がないとしてもそのような視点や意識はとても大切かな

年を取ってきているせいもあってか、最近はしみじみ思うことが多いです。

又その視点や意識があると、不思議にスムーズに豊かに解決していかれるケースが多い様で

ここら辺はほんとに不思議な印象が今でもあります。

わが身に返ってどうなのかというところなんでしょうが、大好きやった祖父母や叔父叔母の姿

を思いかえす、思い出させて頂くのはほんとに心が豊かにやさしくなりますね。

そんな方々が喜ばれるような、安心されるような相続の手続に繋がればと思っています。

ありがとうございました。

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